糖尿病

日本全国(2016年)では厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる」成人の患者推計1000万人を突破していると言われています。

たとえば、福岡市の健康診断の結果では、糖尿病患者は2016年では27000人/福岡市人口153万人であり、有病率1.7%程度でした。検診で指摘された55%は医療機関を受診していますが、45%は受診をしていないという状況です。また、うまく治療が始まっても、治療を中断してしまう割合が6%でした。

それでは、血糖値が高い状態の何がいけないのでしょうか。

高血糖状態では身体に酸化ストレスを生じることが問題です。

終末糖化産物が血管の受容体に結合して酸化ストレスを引き起こします。加えてLDLなどのコレステロールが高いと血管の中膜から細胞が移動して慢性的な炎症となり粥状効果を引き起こし、最終的に動脈硬化になっていきます。

糖尿病の慢性合併症には糖尿病性腎症、網膜症、神経症が挙げられます。その主たる病態は微小血管障害です。

糖尿病性腎症
腎臓の最小単位である糸球体の血管が障害されて、タンパク尿、腎不全(尿が作られないため、むくむ)になります。糖尿病腎症に起因する透析は全透析導入数の約4割と言われています。

糖尿病性網膜症
中高年の失明者のうち糖尿病性網膜症によるものが、第2位です(緑内障が第1位)。ある程度、糖尿病が進行するまで視力障害は出ないので気づきにくいのが特徴です。網膜症の治療は網膜症光凝固(レーザー治療)、硝子体手術、ステロイドや抗VEGF抗体の硝子体内注入などがあります。

糖尿病性神経症
末梢神経が障害されると足の痛み、しびれ、感覚がにぶいなどの症状が出ます。神経障害がある足趾は傷ついたことが分かりにくく、そこから感染が広がったりします。自律神経障害では便秘、下痢、立ちくらみなどの症状が出ます。

また、糖尿病は大血管合併症の危険性が高まります。糖尿病の患者は脳梗塞、狭心症の危険性が高くなるのです。

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合川さかもと内科 院長 坂本勇一
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